サウィン祭
【よくわかる解説】
ハロウィンの起源は、古代ケルト人が行っていた「サウィン祭」にあります。
これは「夏の終わり」を意味し、秋の収穫を祝うお祭りです。
ケルト暦では10月31日が1年の終わりでした。
この夜は現世と霊界の境界が曖昧になると信じられていました。
人々は火を焚いたり仮面をかぶったりして身を守りました。
これが仮装のルーツです
19世紀にアイルランドやスコットランドからの移民により
アメリカに伝えられ「Trick or Treat」と言いながら
お菓子をもらう風習が広まりました。
かぼちゃのジャック・オー・ランタンもアメリカで始まりました。
【出典】
『世界の魔よけ図鑑』 三国信一/岩崎書店
『ヨーロッパの祝祭と年中行事』 マドレーヌ P.コズマン/原書房
占いや魔除け
【解説】
日本の夏、軒下などに吊るし、風により音がなり
涼を楽しむ鐘鈴(しゅり)が、風鈴です。
金属やガラス製で、江戸風鈴、南部風鈴、京風鈴などが有名です。
その期限は、古代中国(紀元前16世紀〜紀元前8世紀)で
風の動きや向きにより、吉凶を占った「占風鐸(せんぷうたく)」
と言われる道具のようです。
紀元前5世紀〜紀元後2世紀ごろには、仏塔や寺院の軒に吊るして
魔除けにした「風鐸(ふうたく)」に引き継がれます。
この風鐸が飛鳥時代に日本に伝わり、江戸時代には、涼を呼ぶ道具として
風鈴(ふうりん)と呼ばれるようになりました。
【出典】
Wikipedia「風鈴」
東アジアの音文化 高橋悠介 勉誠出版