大天使ガブリエルが聖母マリアに受胎告知したから
【よくわかる解説】
日本の新入学が4月なのは、明治19年の学校令により、それまで自治体ごとにばらばら
だった新入学の時期を会計年度と合わせて4月に統一したことに始まります。
日本の会計年度は、明治政府が参考にしたイギリスの4月に合わせました。
イギリスの会計年度は、3月25日の「受胎告知の日」(Lady Day)に起因します。
この日に大天使ガブリエルが、聖母マリアに
キリストの受胎を告げたとされています。
そのため、この日がすべての始まりということなので、
4月がイギリスの会計年度の始まりとなりました。
そして、「受胎告知の日」の9カ月後、12月25日が
キリストの誕生日「クリスマス」となるのです。
ちなみに、当のイギリスの新入学は、会計年度とは関係なく9月です。
これは、農業のサイクルで、収穫が一段落した
9月に学校がはじまります。
南半球でも、収穫が終わる1,2月が新入学です。
お隣の韓国では、4月は気候がよく勉強に集中できるので
3月に新入学を済ませます。
【出典】
『レオナルド・ダ・ヴィンチと受胎告知』 岡田温司・池上英洋/平凡社
ウァレンティヌス司教の殉教伝説から
【よくわかる解説】
3世紀の古代ローマで、皇帝クラウディウス2世は兵士の
士気低下を理由に結婚を禁止していました。
キリスト教の司教ウァレンティヌス(ヴァレンタイン)は、
かわいそうに思い密かに兵士を結婚させていました。
しかし、発覚し、2月14日に処刑されました。
また、2月14日は、ローマ時代、豊穣を祈る祭り「ルペルカリア祭」
の前日で、「家庭と結婚の神ユノ」の祝日でした。
これらにより、2月14日が聖ヴァレンタインの日/恋人たちの日と
なったと言われています。
女性がチョコレートを贈る日というのは、
日本のお菓子会社が仕掛けた販売戦略ですね。
【出典】
『世界の祝祭日の事典』 中野典子/東京堂出版
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ
【よくわかる解説】
春の七草は、お正月で疲れた胃腸を整えるために選ばれた言わば「神セブン」です。
@ せり(芹):胃腸を目覚めさせる
A なずな(薺)ぺんぺん草:腹痛や血止め
B ごぎょう(御形):呼吸器系に良い
C はこべら(繁縷):歯磨き草ともよばれ歯茎の腫れをおさえる
D ほとげのざ(仏の座)小鬼田平子:食欲不振を改善 ※心の薬?
E すずな(菘)かぶ:葉っぱが栄養豊富
F すずしろ(蘿蔔)大根:体を清める
「ほとけのざ」は、ピンク(紫)の花と黄色の花の二種類あります。
全く別の種類で、七草は黄色の方です。
ピンクの方は、薬効は無く食用には適しません。
江戸時代には、間違える人が多く
正月早々、医者にかかる人がたくさんいたとか・・・
【出典】
『斉藤孝の覚えていきたい日本の行事』 斉藤孝/金の星
『自然のめぐみを楽しむ昔ながらの和の行事』 石坂昌子/家の光協会